IT担当者がいない会社がIT化を進める方法
「社内にIT担当者がいないからIT化は難しい」という声をよく聞きます。しかし担当者がいなくても、IT化を進めることはできます。ポイントは「自分たちだけでやろうとしない」ことです。
IT担当者がいないことは珍しくない
社員数10人以下の会社で、専任のIT担当者を置いているケースはほとんどありません。社長や事務担当者が「なんとなくパソコンに詳しい人」として兼任しているケースが大半です。IT化の議論において、「うちにはIT担当者がいないから」を理由にするのはもったいないと感じます。
まず「一番困っている業務」を一人の担当者が決める
IT専任の担当者は不要ですが、「IT化の推進役」は一人決めた方がうまくいきます。全部を担当する必要はなく、最初の一つのツール導入を引っ張るだけで十分です。
その人が「うちは見積書の作成に毎回時間がかかっている」「発注メールを何度も打ち直している」といった具体的な課題を一つ取り上げ、解決策を調べて試してみる。それだけで、IT化は動き始めます。
SaaSは「IT担当者不要」を前提に設計されている
現代のクラウドサービス(SaaS)の多くは、IT知識がなくても使えるよう設計されています。初期設定はサポートに頼めますし、操作マニュアルも充実しています。導入後の管理も、専門知識なしに使い続けられるものがほとんどです。
「IT担当者がいなくても使えるか」を選定基準の一つにするとよいでしょう。
外部のIT支援を活用する
IT導入補助金などの公的支援を活用すれば、ITベンダーやコンサルタントへの費用を一部補助してもらえる場合があります。地域の商工会議所や中小企業診断士も、IT化の相談窓口として活用できます。
「自分たちだけでやらなければならない」という思い込みを手放すことが、IT化を前進させる最初のステップです。
まとめ
- IT担当者がいない会社はむしろ多数派
- 専任不要、IT化の推進役を一人決めるだけでいい
- SaaSはIT知識なしで使えるものが多い
- 公的支援や外部への相談も積極的に活用する
IT化は「ITに詳しい人がいないとできない」ものではありません。課題を一つ決めて、一歩踏み出すことが何より大切です。